先週、土曜日から中3生との面談を行っている。
父母面談は前期の成績が出る10月1週以降になるが、その前に生徒本人との面談。クラス生が中心なのでクラス授業の時には話せないことも1人30分だが面談ではいろいろと突っ込んだ話ができる。池子校は能勢先生と2人の2対1の面談。
中3はあと1回後期中間試験があり、そのあとは、来年2月16日に実施される神奈川県公立高校入学試験のみである。
今回の前期期末試験の点数結果を基にして話を進める。今回の試験についてはほとんどの生徒は目標点に達している。若干、問題の難易度が上がり点数的には下がった教科・生徒はいたが全体として夏期後期からの対策授業の効果がそのままを反映した形だった。
生徒に高校はどこへ行きたいか、また、(併願)私立はどこが?という話しから始め、現時点の成績(模試の偏差値と2年学年末の内申)では、どこの公立高校を狙えるかを昨年度の入試データー(主に神奈川県模試のデーター)を基に話す。生徒は安心したり、もっと頑張らなくてはと思ったり様々。
どの生徒も、話のポイントは2点。
後期中間へ向けての気持ちと学習内容の準備の話、さらに入試までのスケジュール的な話が1つ。試験が終わったとほっとする期間を短くし、もう2ヶ月あまりに迫った学校最後(入試に関係する成績)の定期試験への取り組み方と勉強の仕方。簡単に言うとその都度分からないことを先延ばしにしないで1つひとつ解決する。自分で考えて分からなければ先生に聞く等々。
もう1つは、入試本番に向けたメンタル面の話。今から入試当日のプレッシャーについて話しても仕方がないと思うかもしれないが、実は現時点とそれは繋がっていて、今現在の勉強へ向かう姿勢がそのまま入試当日のメンタルに反映される。塾で各教科毎回行われる小テスト(合格点9割)の緊張感は必要なこと。それを楽しめるくらいになっていく。また、問題を解いて答えが分かったとしてもなぜそうなったのか?といつも自分で問い直すこと。勉強の仕方も含めて、様々なことを自分自身で整理して理解する努力を続けること。特に今現在の入試問題は従来型の覚えていたことを出す方式ではなく、様々なことを組み合わせ、結びつけ、自分で答えを考え導き出す傾向が強くなっている。(そういう流れは昨年12月に出た教育審議会の答申を参照。)
先週火曜日に今年度最初の『モチベーションアップ講座』を行っていたからなのか、生徒は勉強・成績・入試は自分自身次第であることを、それを素直に考える気持ちになっていたことが下地になっていて、短い30分の面談ではあったが、内容は充実した印象を受けた。
この面談は他学年へも広げていきたい。
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