日曜日は今月10日に行われる漢検対策。過去教室で行ってきた過去問題を使用して、実際の問題と同じ用紙の問題に取り組んでいく。1人2〜3年分。多い生徒で4年分取り組む。小学生と中学生が今年は40人以上が参加するため、時間帯を学年によってずらして実施。
生徒たちは普段の国語授業で、9割合格それ以下は居残り再テストという厳しい学習を漢字に関しては経験しているので過去問にも大抵の生徒たちは抵抗なく取り組んでいる。
初めての生徒も毎年受けている生徒も真剣に各自受検する級に取り組む。漢検については日本漢字検定協会の不祥事があったため、受検者が減っているらしい。その点に関しては以前に漢検受検についての塾としての見解を文書で配布している。
うちでは昔から合格すると言うよりは受検することで漢字を勉強する良い機会と捉えている。もちろん結果として、ほとんどの生徒は合格しているが、落ちてしまった生徒にはそのことで反省の機会を経験することになる。フォローも出来るだけしていく。
小学校3年生から中2までが集まった。中3は翌日から修学旅行のため(インフルエンザの影響で修学旅行が大幅に延びた)今日の対策には参加せず、過去問を受け取って自宅で各自が勉強している。
小学校3年生から中2までが机を並べて一緒の時間に漢字の勉強に取り組む様子はほほえましく、こちらは大忙しでゆっくりする余裕もないが楽しいものでもある。
学年の枠を超えて一緒に過ごす機会は、漢検ぐらいなのでめずらしい光景? 12月のクリスマス会もある学年は一緒になるが小学生と中・高校生は別になる。また、中学生の試験対策も3学年が一緒になるが、小学生は参加しない。
年に1度のことで小学生はいつも授業の時は元気でうるさいのに中学生のお姉さんやお兄さんの前では別人のようにおとなしくムシムシと漢字に取り組んでいる。そういう意味ではもっとこういう機会を増やしていきたいが、小学生から高校生まで来ているのでなかなか時間と場所の確保が難しい。それでも中学生が部活を途中で抜けて来たり、小学生も野球のユニホームのままに参加してくれている。
昔は近所の子どもたちが学年を超えて一緒に遊んだものだが、今では珍しい光景。そういう意味では、一緒に漢字を学習している様子は本当に希有なことかも知れない。これからも、こういう不思議な時間を大切にしていきたい。
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がんばろう
投稿情報: こうさぎ | 2011/02/02 20:39