昨年の4月から中1から高1までのクラス授業。国語を取得する個人授業で、出口汪氏の『論理の習得』を
使用している。先々週であったか、中3の1つのクラス(中3は2クラス編成)でレベル50までの『論理の習得』が終了した。昨年の4月から初めて10か月あまりで終ったことになる。「1年間でよく頑張った!」と最後に褒めたら、生徒達が一斉に拍手をして「わ〜い!きゃ〜!♥▽※◇★◎♠□☆☖⁂♡〜」とか言って、ニコニコしていた。本当は感動ものであったがその時は生徒達も受験を間近に控えていたので、次の学習に移った。
この『論理の習得』よく1年間で終了したものだと、今さらながらに思う。中1・2は同時に始めたがまだ、
上巻が終るか終らないかである。中3は冬期講習に毎日授業があるのに、多いときで1日50ページほどの宿題を出していた。それでも彼らはよくやってきていた。無理だと生徒の方で音をあげれば、やらないのだが。「やってこい!」というと「きゃ〜!ヒェ〜!」とか言う悲鳴しか聞えなかったので、そのままやってもらった。しかも、よくやってきた! 普通だと受験前の冬期講習は入試対策なので神奈川県の公立入試に似た問題を幾つもやることになるのだが、今年はやらなかった。そんな擬似問題はそれこそ直前で良いと思っている。それよりも、根本的な読解力をつけた方が近道と考えていたから。プレッシャーはあったが、その後生徒達の国語の模試などの結果を見ると、歴然であった。ほとんどの生徒が40点以上(50点満点)の結果を出すようになった。今まで半分か30点台がせいぜいであった生徒もである。しかし、それよりも生徒が「エンジンの宿題やっているときは、音楽聴かなくなる。それまでいつも音楽聞きながら勉強していたのにエンジンは音楽聞きながらだと出来ないから聞かないで勉強するようになった」「いままで考えないでしゃべっていたのにエンジンやってから考えて話すようになった」とか生徒達の評判はすこぶる良い。昨年4月に『論理の習得』を導入して正解であった。教える方としても、一貫とした指導の流れがあり、確実に生徒に読解力がつくという手応えを感じることが出来た。 彼らがその後出版された、レベル51〜100までの「『論理の実践』を高校部でも一緒に勉強することを期待している。
P.S
中3は4・5分冊中にある作文・小論箇所の2ステップと5分冊目のレベルクリアーは時間の関係でとばしています。
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