今日から3回にわたって、私たちが日々取組んでいる教育内容について掲載します。これは、一般に冬期講習というイベント・行事のようになった一時期的な教育的な活動について、私たちはどのように捉えるかについて、当塾に通う父母に説明するために書いた文章の一部を公開するものです。
1回目は「冬期講習の意義」ついてです。
冬期講習の意義
冬期講習は夏期講習とは違い、各学年生徒の学習段階を完成させることが目的です。受験生は受験に向けての自分自身の学力と気持ちを研ぎ澄ましていく時期です。
受験生ではない生徒は自分の学年に学習内容・単元をしっかりと身につけ、自らの「学習ライン」を現段階で完成させる時期です。どこまで完成させるかで次の段階の学習レベルはまったく違ったものになります。
学力は勉強をする習慣力・能力の研鑽とそれを推進する精神力の両輪の成長無くして成し遂げることは出来ません。そのため、學志館では生徒には学習する者としての姿勢を大切にしてもらい、宿題・小テストの履行とその基準点(合格点)達成を各自のノルマと位置づけています。単に、勉強するために何でも一方的に教えてあげる関係を私たちは望んではいません。生徒には生徒なりの自助努力を求めています。その具体的な展開が生徒としての学習に向う姿勢であり(學志館ルールに明記)、ノルマをクリアーできない生徒には居残り学習も必修として課しています。さらに、生徒としてのノルマを実行する意欲・姿勢が見られない生徒には授業内容、授業への参加までの変更が求められています。
これらの普段からの学習過程を一人ひとりの生徒が経験することで少しずつ、生徒は成長し落着いて学習できる段階に到達していきます。冬期講習はその完成のための最初の段階です。受験生は入試という関門が待ちかまえていますが、結果に到る道のりが険しいほど生徒本人の成長は大きいものがあります。一人ひとりの自己実現の物語を作り始めるスタートラインが今年の冬期講習です。そういう気持ち・心構えで生徒は冬期講習に臨んでください。
確かに、受験生は追い込みの時期ですし、
ここでいかに学力を向上させるかが重要ですね。
年始の模試で一気に成績が上がる人もいますしね。
投稿情報: | 2007/11/11 00:12
コメントありがとうございます。どんなことも、自分を成長させるチャンスと捉えれば、受験ほど良い機会はありません。ただ、学習主体である生徒本人の意志とは関わりなく受験勉強に駆立てられてしまうケースはまた、別と思います。曖昧であった意志や取組み姿勢が次第に自ら洗練していく姿を身近に見れるほどうれしいことはありません。その結果として模試などの成績が上がって欲しいと思っています。
投稿情報: shimura | 2007/11/11 02:53