今年2回目の、漢検が今月末(10/31)にあるために10月25日(日)に、対策授業を行いました。池子校は13時から16時まで、能見台校は16時から19時まで。各校とも参加できた生徒は10名前後でしたが、みんな一生懸命に取り組んでいました。
漢検対策の方法は至って簡単。通常の国語授業では毎週授業の最初に20分ほどの時間をかけて、漢検ステップを教材とした漢字テスト(問題はオリジナルに作成)を行います。半年か1年かけて毎週、各ステップごとに学習しているため、漢検対策は今まで教室で準会場として行ってきた漢字検定の実際の問題を答案用紙とともにコピーして時間内に取り組んでもらいます。できた生徒から、解答用紙を渡し、自己採点。自己採点した結果は先生が確認。そして、間違えた漢字は、各5回ずつ書いて練習。終了後、別の過去問に取り組む。最初の2回のうち、ぎりぎりでない点数で2回合格(合格点は2級までは7割、つまり200点満点で140点ほど。毎回、多少の違いは出る)した生徒は2回で終了。1回合格以下は、練習後3回目に挑戦。都合で時間がないか、生徒の集中力が続きそうもなければ、3回目は問題・答案・解答をセットにして渡す。
ポイントは2点。自己採点した答案を必ず先生がチェックする。さらに練習した漢字(間違えた漢字を5回練習、音訓や熟語の構成等の設問の練習仕方は個別に指示)も先生がチェックします。漢字はハネや止めなど細かい書き方の注意が必要。普段の国語授業でスムーズに学習が進んでいる生徒は問題なく、対策授業もでき、漢検も合格するが、普段の漢字学習が安定していなかったり、対策に出られない生徒は時々、1点差で不合格と言うこともある。しかし、合否の結果ばかりではなく、「勉強がこういう状態だと、こういう結果になる」、ということを身をもって経験することも大きな学びになる。
漢検対策に取り組むメリットは、漢字力の確認ばかりではなく、集中力・忍耐心(3回過去問に間違い直しを入れながら連続して取り組むことは結構大変なはず。それでも、以前の生徒の方が集中力・忍耐心があったような、、または私が昔のほうが怖かったからかもしれないが、、)、それを経て経験する達成感等様々なことがあります。単に、賞状と資格を取るための機会だけにはしないように、生徒に取り組んでもらうようにしています。
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