残暑が依然と厳しく、まだ「読書の秋」とは言えないかも知れませんが、それでも最近は読まなくてはいけない、読みたい、本がたまり、本を買っても読んでいないで積んドク、、状態の本が目立ち始めたので、とにかく短い時間でもと、電車・バスを待っている時間、銀行などで待たされている時間、、これらの時間は、待たされるていると思って待っていると、イライラが募り負の気持ちになりがちですが、読書をする時間と決めていると、10分の待ち時間も「10分読書できる」と一層集中する時間を過ごせる。待たされたりするときに感じるストレスがなくなります。
しかし、それだけでは読書が進まないのも、自分の場合です。乗りものに乗る時間はそれほど長くはなく、銀行によく行くわけでもないからです。
ところが、最近、池子校では授業後に残ることが多く、それが自分にとっては読書の時間として利用できている。なぜかというと、中学生の英語の授業ではクラスでも個人でも毎週必ず、英作文テストと宿題が出ます。特に、英作文は10問ほど出します。国語の漢字テストと同じで9割合格です。たった一つのスペルミスでも丸にはなりません。1問しか間違わず、しかし、?マークをつけ忘れると△で0.5点。つまり、8.5点(10点満点)で再テストです。もちろん、生徒の気持ちを見ながらですから杓子定規にはしません。これが、限界と思われたら、今日は8.5点で合格です。間違えは、文で5回は書きます。再テストを受ける生徒は、間違えた英文を5回書きそれを先生に確認してもらってから再テスト、再々テスト、再々再〜テストを受けます。合格するまでやります。
まだ、入塾して日が経っていない生徒や学習習慣のついていない生徒は最初にその洗礼を受けます。最近、池子校の時間を増やし、そういう学習をさせている間が、まさに自分にとっては格好の読書の時間になっています。能見台校には事務的な仕事をするスペースがあり、両校の経理等もそこでしているので、どうしても時間があればそういう仕事をしてしまいます。しかし、池子校は創業した塾でもあり、教室も少しずつ整備・拡張してきたので事務的な仕事をするスペースはなく、ノートPCをもって空いている教室でそういう仕事をします。故に、池子校は自分にとっては事務的な仕事をしなくてもよい(K先生、N先生に怒られそうですが、、、)場であるらしい〜ので、教室外の剪定をするぐらいで助かっています
再テストは授業後にすることになっていますから、いわばボランティアです。残業とも言いますが、1時間長いときで2時間の残業です。生徒が必死に早く帰りたいと再テストの勉強をしている傍ら、その間を読書の時間と出来ればとても有意義です
塾で生徒に教えながら読書しているとはと叱られそうですが、授業終了後の時間外であり、生徒が英文の捉えた方や覚え方が分からなければ個々に教えます。経験からか生徒が必要なときは対応しますが、ほっておいて1人でやらせた方が良いときにはほっておきます。
再テストや採点は厳格にします。11時近くになっても終わらない場合は家に連絡を入れます。遠い生徒は車で迎えに来てもらいます。親御さんも事情は分かっているので、お礼を言われます。
読書の時間と言っても、よっぽどの生徒でない限り2〜3週で懲りて、再テストの回数は減り、自分の読書の時間も減ってきます 一度、学習習慣が身につき、英単語や英語構文の形が頭に出来上がると、覚えるテストは準備の時間も早く済みます。能見台校の中3は今は再テスト(英語)は遅くて9時30分ごろ(授業は8:50分終了)に終了していますが、1年前は、10時は通常、11時過ぎも度々でした><
また、読書と言っても、小説読んだり趣味の本を読んだりではなく、教育関係の書籍です。講師研修会で話をしたり、自分たちが行っている教育は何であるかを再考察するためには必然読みます。夏の研修前に20年ぶりに読み直した林竹二先生の書籍には時代を超えて啓発されるものが多く、再読しています。最近注目されているフィンランドの教育関係の書も数冊集めましたが、こちらの方はまだ1冊目です
最近読んだ本では、東京の田端で30年間塾を続けられている阿部先生から、最近頂いた本『心の時代』を読みました。10月から一般書店に並ぶそうです。眼前の生徒に心を尽くして向き合い、創造された教育の貴重な記録です。機会があれば是非、お読みください。教育の書でありながら、日本人の原点に気づかせてくれると思いました。私も目標にしたい塾教育をされています。
今年の秋は、時間を工夫して「読書の秋に」していきたいと思っています。
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