7月15日の日曜日に逗子池子校で今年度第2回目の講師研修会を開催しました。
参加者は全員で16名。夏期講習の授業を担当する先生にはできる限り参加してもらいました。時間は午後3時から6時までの3時間。
内容は、
「神奈川県公立高校入試制度改革」(能勢先生)
「夏期講習のテーマ・・『教育力の復活』について」(志村)
⑴教育力・・林竹二先生から学ぶこと
⑵学習力・・・マンガ家 里中満智子を例に
⑶読解力・・・PISA型読解力について
⑷学習塾の役割
以上の項目について説明をし、シートの取り組みや、2人1組のミーティングをしてもらいました。
最後に分科会として、夏期講習の教材やカリキュラム等の説明や確認を行いました。
以下の感想文は、分科会の前に10分ほど時間を作り、書いてもらいました。
講師の先生たちの名前はイニシャルにしています。社員は入っていません。
講師研修会 感想シート
○ T,O先生
学力を上げるために、良い生活習慣を身につけるということが大切だということを再認識しました。また、勉強を教えていく中で、
小6の生徒たちは皆楽しく意欲的に授業にとりくんでいます。まじめすぎて驚くこともあるくらいです。もっともっと英語を身につけることで、自分の夢を広げられるということを実感してもらえるように。中学で英語が始まりますが、英語はずっと楽しみながら学習を続けていく先の長〜〜いものだということを。だからこそがんばるけれども肩の力は抜いて、いろいろな方向にはみ出しながら英語の世界を広げてもらえるように、刺激的な(?)世界の情報や将来の話なども授業の合間にしていけたらと思いました。
高3の生徒たちは目の前の目標に向かってどういう道を通っていくのか、一緒に考えながら歩みたいです。
○ A,M先生
・ 深い観点から物事を見る大事さを感じました。
・ 物理的現実的な制約の中で自分に何が出来るか、どうありたいか、どのようにすべきかを改めて意識し、レッスンの中で効果的に表現、実行することを考えて行きたいと感じました。また、生徒との共同作業という視点について考えを深化させていく必要を強く感じました。
→自分だけ出来たつもりでもダメ。相手に押しつけてもうまくいきませんので、両者の間にあるものを熟考すること。
○ Y,U先生
どの話も非常にためになりました。入試制度の変更に関しては、その変更内容についてすぐにでも生徒たちに話してあげようと思いました。
教育力の復活に関しては共感することも多く、また「共通項」という考えは新たな発見でした。学力差の大きいクラスでの授業は常にてこずっておりましたので。
将来的に自分でも塾をつくって寺子屋のような形で子どもたちに勉強を教える際、今日聞いたエッセンスを取り入れていきたいと思います。
○ Y.Y先生
・ 「営利」ではなく「教育」が大事という方針がよく分かる研修会です。大手の塾にはない良さだと思います。
・ 他の講師の先生方の人間性も伝わってきて楽しいです。
・ 生徒が「手で書くことを嫌がる」という指摘、その通りだと思います。昔と違い兄弟姉妹が少なく家事の手伝いをしない育ち方が出ているのでしょうか。マッチをすることもない生活が問題かも。私の世代でも親世代と比べ生活力が落ちていると思います。
○ M,H先生
① 定期的に自分がやっていることやってきたことを振り返り、分析することは非常に有用と感じました。
② 普段お会いする機会のない他の講師の方々にお会いできる貴重な場と感じました。
③ 自分自身も学習する立場ですので、常に自分自身を振り返りながら、生徒に接していくことが不可欠と感じました。
○ C,T先生
「問題のある生徒と ぶつかれば ぶつかるほど、教師としての キャパは広がる。子どものせい、親のせいにして 終わるのではなく、困難な生徒に 出会ったときは 自分が 変わる チャンスと 思って下さい」 との お言葉、深く共感します。
教師を 始めた頃は、この考え方の為に 自分の 未熟さと 正面から 向き合わなければならず、本当に 辛かったのを 思い出します。それは今も変わらないことで、多少教師としての 経験が 豊富になったり 技術が身についたところで、いつも 新しく出会う 生徒を前に 悩み 工夫を 重ねながら 自分のキャパを 広げていくというのは 大変なことです。
けれど、その努力の結果として、いつも 目の覚めるほどの変化を起こす生徒と、生徒が自立して、学ぶことを 手にして 巣立っていく 姿が あるので、 教師というのは 報われることの 最も 多い 職業 なのではないかもとも 感じています。
その背景として、こういった 研修会で、 定期的に 考える 機会を与えて下さることに感謝します。「何か意味があって生徒と出会っている。」「子どもは必ず変わります。」 この言葉を励みとして、この夏も、精一杯 生徒の力を 引き出す 授業が 出来るよう、努力します。
(字間については先生独特の間が取られて書かれていたため、できるだけ元の通りに開けました。)
○ K,K先生
本日神奈川県の公立高等学校入試について初めて知りました。結構複雑だと思いました。中3生はしっかり理解して進路を決めることが出来るのかどうかと思いました。
他の先生と生徒さんのことについてお話しできたことは良かったと思います。ふだんは生徒さんがいたりして少し話しづらい事もあるので。
書いて覚えないとのご意見でしたが、私も見て覚えられるなら書かない派です。書かないと覚えられないと思ったときにはじめて書く派です。私も省エネ派です。
○ A,H先生
神奈川県公立入試制度の変わりように、まずうなりました。日頃、論理エンジンに取り組んで自分のものにしている生徒たちには望ましい改革ではないかと思いますが、自分から文章を書くことになれていない生徒たちには、余程意欲を持って取り組まないと大変なことになってしまうでしょう。
授業のすべてを子どもから学んだという林竹二先生の著書、ぜひ一読してみたいと思いました。生徒から感動させられる感想をもらえるよう、生徒の心に常に事件を引き起こせるよう、奮起して頑張りたいと思います。
○ Ku,K先生
シートを交換することで他の講師が抱えている問題点が分かって、参考になった。高校入試の変更点についてはよく分かったが対応していくのが大変だと思う。
學志館のルールについて
生徒から挨拶するように仕向けるのは無理な場合があるので、私は自分からいってしまう場合が多い。
○ S,S先生
・ 「教育力の復活」というテーマについて、詳細かつ分かりやすい説明があり、再度、思いを新たにすることが出来ました。
・ 「公立高校入試の変更等について」の説明も、制度面だけでなく今後自分の担当の教科の入試問題がどのようになっていくのか。そのために授業でどのようなことに留意していけばよいか、を考えていかなければならないと痛感しました。
・ 夏期講習授業ウィズダムのディスカッションも有意義でした。ありがとうございました。
○ A,T先生
・ 入試の変更点について、何度か資料等読みましたが、やはり説明をしていただくとよく分かりとても良かったです。
・ 普段あまり聞かない話が聞けて、興味深かったです。(書籍の紹介など)
・もっといろいろ聞けたら、こちらの知識なども増え、視野も広がるのでありがたいと思います。
○ Y,H先生
神奈川県公立入試の新制度について、よく分かりました。
中3生を担当した場合にはそれに対応できるような対策が必要だと思いました。
また、担当する生徒について現状どのようになって欲しいか文章にすることで、しなければならないこと、方向性がはっきり認識できて良かったと思います。担当の生徒、それぞれについてもう一度考え、認識しておきたいと思います。
教育の仕事に携わることは難しいことではありますが、やりがいのある仕事であり、自分自身も少しでも向上できるよう、心がけたいと思います。
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