冬期講習のコンセプトとしてパンフレットに書いたものです。一部、ブログにも掲載します。パンフレットはいつものように遅くなります。完成するのは10日後ですから、早めにここに掲載しました。
「教えることは学ぶこと」かつて、宮城教育大学の学長を勤めた林竹二先生の言葉です。
教育は最も創造的な行為。子どもたちの中に秘められた可能性を、私たち教員との出会い・共鳴によって引き出す行為です。
しかし、そのためには私たち教える側が「教えることは学ぶこと」という姿勢を堅持していなくてはなりません。生徒の数だけ存在する個性をどう発見し、引き出すか? そのメソッド(方法)を私たちは保持し・実践しています。そのメソッドを経験することで、成長期にある生徒たちは大変身を遂げます。そういう生徒たちに私たちは今まで何人も出会ってきました。
生徒たちには汗をかいてもらいます。(汗)
額にしわ寄せ、深く考えてもらいます。鉛筆を握る指が痛くなるまで字を書いてもらうこともあります。個性の開花は棚ぼたではありえません。私たちの教育メソッドに入り込んでもらい、経験する中で、しだいに身につき変身していきます。家庭の支援も欠かせません。なぜなら、成長期の子どもは最も大切な時期を生きているからです。
学習効果を挙げるためには、生徒の学習姿勢が共に育まれないと確かな成果を挙げることはできません。学習姿勢は一歩一歩進む中でしか、生徒の内面に構築されることはありえません。単に学校の成績を上げる、テストの点数をよくする事は教育の一部の面です。その一部のみを教育とはき違え、成果ばかりを強調するとき、生徒のその後に続く人間としての成長の核に何が残るか?その点も見通すことができなければ、生徒は単に教育産業の道具にされてしまいます。
学習の機会は体系的に学習ラインを生徒の内側に構築していきますが、学習姿勢は生徒の側から発せられる声を聞き取ることによって、機会が訪れます。その機会を逃さず関わり続けるとき、生徒には変化のターニングポイントが訪れます。その機会をキャッチする感性を私たち教員が資質として持つことを最も大切な教える側の条件にしています。
変化の機会は常に存在します。一人でも多くの生徒がこの機会を体験し、ターニングポイントが訪れることを願っています!
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