以前、「學志館規則」というものを作りましたが、最近生徒の様子も変ってきましたので数年ぶりに新しい「學志館のルール」を定めました。高校生の生徒は小学生の頃、「読んだことがある」と懐かしんで(?)いましたが、初めての生徒がほとんどです。以下、配布したものをそのまま掲載します。
學志館のルール
最近、おかげさまで學志館に通う生徒の人数も増えてきました。それにつれて同じ場所(教室)で学習するときに各自がある一定のルールを守らないと他の生徒たちに迷惑になる行為も目立ってきました。
今回そういう状況を考慮し、学習機関として子どもたちの学習環境をより整備するため、學志館に通う生徒一人ひとりに対し守るべき、または、守って欲しいルールを設定します。
これは箱としての教室環境の整備を昨年から進めてきて、ある程度、形(ハード)が出来上ってきた現在、生徒自身の内面(ソフト)の充実が求められてきたと思われるからです。これらのルールは學志館に通う生徒一人ひとりに対し守ることが求められます。
2項目に分類します
1番目の項目は必ず守るべき規範・ルールとして提示します。新規入学生には入学の前提として、これらのルールに従えるかどうかを考慮してもらい、そのルールに従うことを同意した上で入塾してもらいます。(現在ある『入塾規約』とは別に)
また、同様に現在、塾生の諸君たちにもこれらのルールへの同意を求めます。同意できない場合は、學志館で継続して学習することは出来ません。
2番目の項目は、守ってもらいたいルールです。強制力はありませんが、気持よく学習を続けてもらうための共通理解を持ってもらいたいと私たちが希望するものです。
以下、1番目の項目から挙げていきます。
第1の項目(學志館に通う生徒は順守する義務を求める項目です)
1. 授業中、先生が説明しているときや、みんなで問題に取組んでいるとき、勝手に他の生徒に話しかけ、授業進行を妨害することにより、同じ授業中に3回目の注意を受けた生徒は教室から退出し帰宅してもらいます。
2. 宿題・小テストという生徒に課せられた課題に対し、本人の意欲がなかったり、また、3週続けて同様の状態が続いた場合、學志館での学習を停止してもらいます。
* 3回目になる前に生徒本人や父母との話し合いの機会を持ちます。それでも改善が見られない場合、私たちの手には負えないと判断します。
3. 塾の帰りにそのまま帰宅せず、公園等へ行き、遊んでから帰宅することは上記1の項目と同様に禁止事項です。また、同様に「ホッと!メール」のカードを通さない生徒がいますが、カードを配布された小・中学生は必ずカードを携帯し、通塾してください。
* 「ホッと!メール」導入に際し説明してあるように、塾の帰りに生徒たちが無事帰宅できたかについて私たちには責任があると考えます。安全管理の面からも塾の帰りは寄道をしないで帰宅してください。
第2の項目(學志館に通う生徒たちに守ってもらいたい項目です)
第2の項目は、第1の項目と共通する部分もありますが、主にマナーとして捉えられているものです。自分のことしか考えない人間はマナーを知りません。まわりの人のことを考えることのできる人は自然にマナーも身についています。自分のことしか考えない人間は自分の欲求の充足しか考えませんが、視野の広い人はまわりの人のことも自分の心に入れて行動できます。生徒たちはまだ発展途上の人間です。最初からマナーが備わっているわけではありません。また、形だけマナーが身についていても不十分です。そのことを分った上で対処していきたいと思います。勉強もしマナーも備わった人間になってもらうことが目標です。
1.挨拶は出来るだけ生徒からしてください。挨拶は「私はこれから、ここで勉強をします!」という意欲を示すものです。生徒本人からの自主的な発言を期待します。また、帰宅するときも生徒から先生たちに挨拶してください。
挨拶は習慣です。誰に対しても明るく挨拶が出来ることは、その人の優れた特性の一つになります。自分から挨拶できる心を育みましょう!
先生たちは授業をしていたり、他の生徒の対応に追われていたりする場合があり、挨拶できなかったり、君たちに応えなかったりするときがありますが、その時は許してください。
2. 入口の靴の管理ついて
入口に靴を置く靴棚があります。最初に生徒はその靴棚に自分の靴を上げてから入室してください。後から来た人が自分の靴を置くスペースがなくなってしまうからです。
3. スリッパについて
スリッパを脱ぐとき、二足を揃え手で持ってスリッパを戻してください。履いたままスリッパを投げつけて帰る生徒がいます。後から来る生徒のためにも、また、マナーとしてもスリッパは揃えて元に戻してください。
4.塾の行き帰りに、お菓子を食べながら外を歩いている生徒がいます。また、塾でもらったアメの袋を外に捨てていく生徒もいます。普通のマナーとしては恥ずかしいことです。塾としても、そういう生徒に勉強を教えていても、マナーを教えていないことになります。塾の行き帰りに歩きながら食べたり、ゴミを外で捨てることは止めましょう。
* 試案では「心得」としていたものを「ルール」と名称変更します。何も特別なことを約束事として決めたわけではなく、ま
た「ルール」の方がなじみやすい印象を持つからです。
* 父母面談では今回公表したルール(心得)に対し全員の父母から賛同を頂きました。ご協力ありがとうございました。
* これらのルールについては運用の仕方が第1の項目と第2の項目とでは異なります。第1の項目は既に表記してあるように厳格に適用します。これを厳格に適用できないような塾は教育機関としての資格は無いと考えます。これらを父母面談でもご説明し、生徒たちにも説明し公表した以上、私たちはこれらルールの適用に関しては一切の妥協を排除し適用していきます。皆様のご協力をお願い致します。
* 第2の項目については、私たちがルール違反を目撃した場合は話し合いを持ち、共通の理解を持ってもらうように努力しま
す。第2のルールは個々の内面性(人間性)に関わり、その人間の生き様に関わるものです。強制はしませんが出来るだけ身につけてもらいたい人間としての行いと考えています。
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