新学期が始り、各授業も少しずつ形が見えてきた。形は教材や授業スタイルになるが、中身はこれから創られていく。それは生徒との相互交渉によって創られていく。新しい生徒との出会いや生徒との学習の中で気づき、こちら側からの新しい創意工夫からである。そこが塾教育の醍醐味というもの。決められた路線は形としてのアウトラインのようなものだが、それに固執することはない。目的は生徒たちがいかに自由に効率的に、限られた時間の中で学習を創造していくかにあるから。
今年度から新たに作った、高1のクラス授業(英語・数学)も順調にスタートしている。昨年度一番取上げてきた学年であるので、このブログをよくご覧になっている方はご存じの方も多いと思う彼らである。
今まではいつも塾や学校で会っていた生徒たちが、高校が違うため塾でしか会えなくなったためか、授業が終ってもなかなか帰ろうとしない。7割近くの生徒たちがまた、通ってきてくれている。高校生クラスの目的は大学受験である。全員が上位校の大学に現役合格することが目的である。そのための、スケジュールをたてて学習している。国語の授業は5月からスタートする。それも論理エンジンをベースにした『論理の習得』を教材に古文も学習していく。高2までに受験に必要な学習を終え、高3では入試問題に取組む予定である。小学校から来ている生徒たちもいるので、高3まで来てくれると7〜8年間一緒に勉強することになる。昨年度、国立大の教員課程に合格したT君も7年間一緒に勉強した生徒。こういうことも塾教育でなければ経験できないこと。新たな気持で、今年も子どもたちと関わっていきたい。
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