夏期講習前最後の授業。小4国語授業の場面で、最近入塾したK君に記述問題に答えてもらうと、ある答えが返ってきた。その解答は三段階で捉えると一番最初の段階。それは正解への入り口の答えで間違いではないが
正解ではない。そのことに対してどうコメントをしようかと「ウーン」と考えていると、M子がK君に「それはなぜそうなるの?」K君が「〜だから」と答える。とさらに「どこからそういえるの?」K君は考え込んでしまって、「難しい!」とぽつり。 M子の質問に驚きながら、しかし、どこかで聞いたような問いかけだな〜と思っていると 「あれ! 自分がM子に今まで国語の記述問題ではよく問いかけてきた言葉だ!」それを今、目の前でまだ、新人のK君にしている。うれしいような、反面、自分はこんなにも影響を与えてしまったのかと改めて再認識したものでした。
K君は最近入ってきた生徒。良くできる。漢字もきちっとノートにたくさん書いてきて漢字テストも毎回ほとんど一回で合格している。文章の読み方よくも読解力もある。 M子はさっきの問題の解答として三段階目の正解を書いていた。 M子は小学校2年生から来ている。本当は2年生のクラスはないのだが、お母さんとやってきて「ここで勉強したい」というので、急遽作ったクラス。そのうち人数も増えるだろうと思っていたら、2年間全くの個人指導。クラス授業なのに、、、私たち専任の2人でのエリート教育。最初は、国語の文章ものろのろとしか読めず、漢字もほとんど書けず、正直戸惑った。しかし、M子は「雨にも負けず夏の暑さにも負けず〜」2年間通ってきてくれた。その結果、今では文章はすらすら読み、漢字も漢検6級の勉強(4年生で)をしている。算数もほとんど問題ない状態。算数の能勢先生にもM子に関しては逸話がいっぱいあると思うがそれはまたの機会に。と言うわけで、現在は数名になっているクラス。夏期講習からもまた、入ってくる子もいる。
一粒の麦とは、『ヨハネ伝』の第12章24節のキリストの言葉、「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」 この場合にあてはめると、かつての学習習慣のついていない自分は死んだが、新しい学習習慣の身に付いた自分に生まれ変わった。そして、多くの実を結んだ。と思っている。
今日から夏期講習。超多忙な時期に突入。そのため、ブログは書けなくなるかもしれません。しかし、ランキングが圏外に落ちないように、これを読んだ皆さん。下の2つのバナーを時々クリックしてください。
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