この前の日曜日にあった、ワールド杯前最後の試合後、インタビューで中田選手は日本代表の戦いかたに怒っていた。怒っていた内容は格下相手との試合ぶり。原因は「気持ち(意識)の問題」と話しているのが印象に残った。
「さすが!」だなあと思った。ドイツ相手にあれだけいい試合をしながら格下相手には自然と手を抜いてしまう。つまり、自分達のスタイル・リズムが出来上がっていない。どんな相手やどのような状況に対しても、一貫した自らの姿勢を維持し高め続けること。そういう姿勢こそが、絶対に勝たなくてはならない試合で本来の力を発揮できる。中田選手はそう言っているように思えた。
同じことは生徒の勉強にも言えること。今、中間試験が近く、生徒たちもそれなりに試験モードになっているし、こちらも試験対策なるものを日曜日などに実施するが、結果はあくまで普段の学習に取り組む姿勢や学習の積み重ねに左右される。試験前に対策プリントをたくさん渡すがそれをどれほど消化できるかも、普段の取り組み姿勢による。
試験前だからと、急に頑張っても、頑張らないよりはいいかもしれないが、かえって、普段の学習の成果がそのまま出ずに、要領の良さや物覚えの良さだけでいい点数を取ってしまうと、周りも自分自身に対しても大いなる誤解をしてしまう。
話を戻すと「姿勢」「リズム」の問題。
塾に通う目的は(塾にもいろいろあるので一概には言えないが、うちのような塾の場合)
第1には、学力がつくこと・成績があがること。
これは当然で、塾にわざわざ高い月謝を払い、学力もつかず成績も上がらなければ、表現は悪いが詐欺のようなものである。そのため、どの塾でも「学力をつけること・成績をあげること」は第1の目的にしている。
第2の目的。
次回に続きます。
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