學志館の小学生は、教室で何を勉強するのか?
ここでは、學志館の授業で小学生はどういうテキストを使用してどのような学習を塾の教室に来て行っているかについて以下に述べていきます。
国 語
テキスト
『ほーぷ』(育伸社)『ほーぷドリル』(別冊)『ほーぷテスト』(別冊)
『ピラミッド』(教育開発) 『漢検ステップ』(日本漢字能力検定協会)
『ほーぷ』 性格:記述用テキスト
記号問題で答える設問はほとんどなく、すべて記述式で答える設問になっているため、文章をよく読まなくてはならない。単なる書き抜き問題ではなく、読んだ文書をまとめたり、それを自分の言葉で表現する訓練を積みます。
記述式の学習は大人数ではできない学習です。一人ひとりの文章を確認して個別に見ることが必要です。単に問題に取り組ませ、模範解答を黒板に書くだけでは、記述問題への効果は半減します。クラス定員が少ないほど1人の先生が個別に記述内容を確認して適切に指示を与えることができます。
また、「ことばの学習」も一単元ごとに一つずつ設けられていて、文章を書くための約束事(つまり文法)を学習します。その確認は『ほーぷドリル』(別冊)を使用し練習問題で定着を図ることができます。さらに、『ほーぷテスト』(別冊)を利用して文章問題も含めた単元ごとの復習(確認テスト的なもの)をすることができ、一層の学習の定着を図ることができます。
『ピラミッド』 性格:速読・設問対応テキスト
このテキストの特徴は、1つの文章を続けて1回(見開きで2ページ)で終わらせずに、3回(見開きで6ページ)読むことができることです。『ほーぷ』が精読用の教材とすれば、『ピラミッド』は速読用の文章読解教材として利用しています。設問の特徴は記号による選択問題(いわゆる四択問題)、語句や文の書き抜き問題があります。また、各章ごとに「ことば・漢字」についてのユニークな問題が1ページあり学習の流れを変えたり、少し生徒に息抜きをしてもらいたいときに利用しています。
テキスト利用についての基本方針
メインテキストとしてこの2冊を使用し、サブテキストとして、先にあげた『ほーぷドリル』『ほーぷテスト』を適宜利用しています。
『ほーぷ』も『ピラミッド』も各出版社の制作意図がそれぞれあると思いますが、自分が生徒と長年使用しているうちに、現時点でのベストの使用法として上に述べた使い方をしています。
国語はすぐに成果の出る科目ではありませんが、また、総合的な学習活動です。外の情報を正確にかつ敏速に捉える能力とそれを自分自身の中で対話し、適切に外へと表現する能力が養われることは他のすべての教科学習の土台(基礎力)になります。そういう能力の育成を目標に教室での授業に取り組んでいます。
『漢検ステップ』:漢字検定対策用教材と普段の漢字学習テキスト
1年に1回クラスの生徒は漢検のテストを準会場である教室で受検します。
漢字学習は文章を正確に読み取り、表現するための学習には欠かせないものです。ある程度の漢字・語句についての基礎力が無ければ当然文章を正確にかつ素早く読み取ることはできません。しかし、それはわかっていてもなかなか簡単に実行できるとは限りません。また、例えば、漢検の3級の資格を自分で学習し取得している生徒でも、3級の漢字の問題をやらせてみると、半分もできないことがよくあります。その都度、準備が必要になります。つまり、漢字学習・練習には継続的な訓練が必要です。
授業に初めて参加する生徒たちが最初にぶつかる関門は、この漢検テキストを利用した毎週行われる漢字テストです。大部分の生徒は最初の2〜3週間合格点は取れません。(合格点は9割) 合格点を取れないと居残りになり、再テストを合格するまで受けなければなりません。最初の授業では居残りで泣いてしまう子もいます。次第に漢字を覚えるコツ(簡単にいうと漢字の偏や旁が身に付いてくる状態)が分かってくると、何時間もかけ練習して来て合格点がとれなかった生徒も30分〜1時間ほど集中して練習してくれば、1回で合格点が取れるようになります。そうなるまでには多少時間はかかります。
漢字学習は小学生のうちにしっかり行う方が生徒にとっては、その後が楽になります。特に小学生のうちは漢字をなぞって書く「漢字練習帳」がテキストについているので、字を正確にきれいに書く練習を積むことができます。
また、漢字は細かいところ、ハネや書き順も大切な学習です。テストのときは一人ひとりの漢字を先生が確認します。自分で採点させると間違えて覚えていたまま○をつけることがよくあります。細かいところも見逃すことがありますから、必ず先生が漢字はチェックします。それも少人数でなくてはできないことです。
漢字検定を教室で行う理由
① 普段のクラス授業では,以前から漢字の読みと書き取りは毎週行っていましたが,漢字は読みとりと書き取りだけではなく,書き順・偏や旁・対義語・同義語・四字熟語・音読みと訓読みの区別など様々な知識を必要とします.漢字を総合的に学習した方が興味や関心を持ち,結果として簡単には忘れないようになります.毎週の漢字テストの時間に『漢字学習ステップ』を使用し,今述べたような漢字の多様な学習を行います。
② 漢字を「検定合格」という具体的に残る形で学習することで,目標を生徒自身が持つことが出来ます.さらに,1度の検定で合格しなくても,検定試験の前にはその級の漢字を総合的に復習して学習する機会があるため、漢字力の定着を図ることが出来ます.
はじめまして。
「勉強法~虎の巻」管理人のカズマと申します。
先日はTBさせていただきまして、ありがとうございましたm(__)m
実はぼくもブログ開設1ヶ月なんです^^;
こちらもわからないことだらけでたいへんです。
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それでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
投稿情報: カズマ@勉強法~虎の巻~ | 2006/04/25 03:20
ブログ開設おめでとうございます。
Kipもまだ1ヶ月未満です。
実践会で勉強したことを少しずつ実践して
いくことは大変ですがお互いにがんばりましょう。
トラックバックもし合いましょう。
今後とも宜しくお願いいたします。
投稿情報: Kip学伸 松本 | 2006/04/30 16:51