昨年から導入のeトレ。授業の補助に導入した教育機材であるが、少しずつ浸透している。昨年の後半は受験生で大活況であったが、受験が終ると受講生は少なくなった。それでも一定の生徒は受け続けている。また、新学期に入ったことで新入生や在校生もeトレを受講しだした。教室数が多くないため、eトレをする時間は大きい方の教室に授業を入れていない時間帯に設定している。あくまで授業の補完的役割を果すものだが、小学生の算数、中学生の理科・社会・英語・数学、高校生の理科各教科、数学、英語には威力を発揮してくれている。模試や学校の定期試験の結果が物語っている。eトレと授業を併用している生徒は確実に成績はアップしている。個人差はあるが一気にアップする生徒も珍しくなかった。この点はeトレ導入以前とは異なっている。もちろん塾をやっているので成績が上がらなければ困るのだが、アップ率が早くなっている。
授業で理解した内容を演習問題を数多くこなすことで定着が早まり確実になる。また、授業がない教科や授業を取っていない教科も各生徒が学習計画を立て、着実に学習を進めている。この点がeトレの最大のメリットと思っている。
新入生はどこが分っていないかを各単元の最初から学習してもらうと、穴(学習が未消化な箇所)がはっきりと出てくる。個人授業を受けるとすぐ分るものだが、eトレは自分で発見できるという点が良い点かも知れない。
学習は継続と生徒個人の意欲の強まり、それをバックアップする学習環境。それらが揃うと、一気に生徒は変身する。
努力期間に苦労した生徒ほど、自分の努力の大切さと苦労の意味を忘れない。勉強は生徒たちにとっては人生の課題である。
詰込み教育でもテストのためでもない。自分自身の前に出された課題(テーマ)を受止め、いかに立ち向い乗越えていくか。そういう意味では勉強の仕方はその後の生徒の人生にとって大切である。自分の生き方の習慣となる。問題に出会ったときどう対処するか。それを生徒たちは今学んでいる。勉強という機会を通して。
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