冬期講習も終わり生徒たちの学習の進度はどうなったか? 集中的に学習した成果はどうのように出るかはこれから出てくるもの。ただ言えることは講習を受けた生徒が全員、学習への取り組みが以前よりいっそう前向きになって来たことは確かに思われます。この意識の流れは今までにないものを感じさせてくれています。
今日はeトレを2時限実施。初めて参加の生徒もいて、学習計画を確認しながらの学習のため最初は多少もたついたりもしますが、次第に各自の学習計画に沿って黙々と学習プリントを段階的にこなしていく。小学生から高校生まで
1回の受講は10人ほどで実施しています。各生徒が自分のペースで自分の学習課題に取り組む流れは従来の一斉授業や個人授業では見られない風景。生徒も積極的に「終わりました解答をください。」「何点でした。次のステップの学習プリントをください。」と次々に言ってくる。教えることはできない。なにせ無学年で10人ほどもいれば、プリントや解答を次々に出したり、採点をしたり得点入力をしたりと忙しく、個々の質問には答えられない。そのため、質疑には最初から対応できないことを前提に受講してもらう。どうしても分からないことは授業の時に先生に聞いてもらう。
昨年の11月に導入し2ヶ月になるが受験生はほとんどが受講してくれている。
塾としては生徒の学習の機会を増やすことに役立っていると思っている。生徒側からすれば学習する機会の選択が増えたことになる。特に大学受験ではセンターなど科目数が多い生徒には大いに利用価値がある。高校受験生は理科・社会で特に有効な学習機会となっている。
しかし、優れた道具といってもあくまで、教材に過ぎない。教育的観点から見ると中心は先生と生徒との交流による学習が中心でそれがうまくいっていなければ、おそらく生徒に最適な学習プログラムも作れない。あくまで、どう利用できるか、するかという問題。
最近はインターネットを利用したブロードバンド〜というような様々な機器を利用した教材が出回っているが、機械で道具である限り無機質な印象を受けざるを得ない。大学生のアルバイトに10人20人の生徒を担当させて収益を上げている場合、どうやって個々の生徒の学習進度を理解し最適な学習をサポートできるのか不思議でならない。マニュアル化された教育は、結局マニュアル化された結果しか残らない。それではおもしろくない。せっかく様々な生徒と出会っているのにである。
というようなことを年頭の最初のブログに書いて長くなってしまうのでこれくらいに。長く一度に書くよりは超多忙な時期、短くても更新を多くしていこうと今年は思っています。
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