昨日は横須賀学院。今年は卒業生のT君が選抜クラスに在籍している学校である。
最初に校長先生から横須賀学院の1950年に設立された経緯についてのお話を伺う。当時の時代状況を織り交ぜてのお話のため興味深い内容であった。公立学校は何年かおきに先生方は人事異動で変わってしまうため、その種の継承されてきた学校の伝統なり歴史についての重みは私学の方がはるかに一貫していて興味深い。しかし、私学といってもスタッフが丸ごと変わってしまい、その伝統や歴史をほとんど感じさせない学校もあるが、横須賀学院はそれを引き継いでいる私学の一つと思われる。
ここ2・3年絶対評価の導入などの影響で入学者が多くなりすぎ昨年度から、基準を上げ適正な人数にしているとのこと。また、進学クラスを設置して5年経過する。導入時、準備期間を設け堅実に進めてきた進学クラスは成功していると思われる。学校側の主なスタッフも数年変わっていないため、ここ2年間訪問できなかった自分としては旧知を暖めることができた。
どこでもそうであろうが、良き伝統なるものは継承しながらも、常に変わるに前向きな学校は伸びていると思う。単にスタッフが変わって「これから新しく始めます。」と言うのとは違う。そこを見極めないと目指す教育の形が具体的に見えないと自分の子どもを預ける場合どうなるかわからないし、教育は形にないことを形に表していく面があるため、最初の学校側の伝えるイメージが弱ければまずどう考えても、語っていることが形になる(つまり、成功する)とは思えない。さらに、目指す方向を学校側でどれだけ共有しているのか、校長・教頭だけの世界になっていないか、若い数名の先生たちの目標で終わっていないかなども、説明会に参加するとわかるもの。生徒・父兄で今後説明会に参加する場合は参考にしてもらえれば幸い。 今回の横須賀学院は勝手な評価で恐縮ですが、私としては 優・良・可・不可の4段階で分けると 優 になります。
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