禅家に行くと下駄箱に「脚下照顧」(きゃっかしょうこ)と張り紙があったりします。
私は少林寺拳法を習っていたので、この教えを受けていました。
簡単に言うと「靴を揃えて脱ぎなさい。」です。
道場の入り口はいつもきちんと靴は揃えられていました。
もし、乱れていたら人の靴も整頓するようにしました。
少林寺拳法は動禅とも言われ、禅の精神を武術を通して学び人を創るが目的です。
だから、禅の極意とも言われる「脚下照顧」を身近な所作から教えようとしたものだと思います。
そして真の意味は、漢字の意味の通り「脚下」はあしもと、「照顧」はてらしみるで
「自分自身をよく見つめ直しなさい。」となります。
3.11があった今年、これは誰もが自然にしたことではないでしょうか?
いろいろな価値観が激変している今こそが、この教えは大切になってくると思います。
子供たちも、特に受験生はいろいろな決断を迫られる時期にきています。
自分の心の声をしっかりと聴き、周りに流されることなく新たなスタートに向けて全力で取り組んで欲しく思います。
もちろん、われわれも全力でサポートしていきます。
昔武道家、今はただの人 栗林でした。
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