今週、公立中学では後期中間試験の結果が戻ってきています。
全員が前回より勉強への取り組み姿勢がパワーアップし点数が少しでも上向くことを目標としています。が、テスト問題の難易度、つまり、平均点が10点ほども下がってしまったりした場合は、一概に点数の増減だけでは判断できない面もあります。
それでも、特に受験学年の中3は受験資料になる内申点に影響を与える最後の定期試験となるため、その結果には一喜一憂が今まで以上に大きく伴います。
生徒の中には科目によって上がった生徒も下がってしまった生徒もいます。上がった生徒にはミスした箇所を課題として再認識してより得点する精度を上げるようにします。しかし、下がった科目、期待はずれの結果の生徒には今までの学習への取り組みが今回の結果にどう結びついているかに気がついてもらい、学習姿勢のより望ましい転換を図る機会にしてもらいます。
とは言っても、期待していない結果が出た直後であれば、エネルギーが落ちていたり投げやりな気持ちになりがち><
授業の途中でそういう話が出たとき、生徒に「なぜ人は落ちるのか?」と聞くと、いろいろと答えは返ってくるもののどれも的外れなものばかり。そこで、「這い上がるためだ」と話すとを「ワア〜」と歓声ともため息と持つかいない反応が返ってくる。少し落ち込んでいた生徒は元気になり、「メモっておこう!」「先生もう1回言って」など話してくる。
実は、以前見た映画「バットマン・ビギンズ」のバットマンになる前の子供の頃、遊んでいて庭にある深い井戸に落ちてしまう。そこで、コウモリから恐怖心を植え付けられるのだが、そこから父親に救出されるとき、父親が子供にする会話の一節である。
高校受験生にとっては学校の先生たちが作った個性的ではあるが客観性にばらつきのあるテストが終わり、あと残るは来年2月実施の公立高校入試があるのみ。傾向・難易度は入試改革後3回目の入試であるため予想はしやすい。昨年度の理科のような出題がなされても高得点を多くの生徒が取れずとも内容や心の準備はできるから。
あとは目標への気持ちの精度を日々高めていくだけである。そういう意味ではこれからが本番である。私たちも昨年発表した「合格の方程式」の精度をより高めて行かなくては。
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