身近な教育現場から

母は偉大なり！

先週の小４クラス授業で、また、勉強をすることはどういう意味があるのかというような話をしていたら、ある生徒が「先生お母さんと同じこと言っている！」と言う。「エッ！　本当に？！　お母さんも同じ事言っていたの？」と反応すると、彼女は「先生も（私の）お母さんに教えてもらったの！」と言うので（汗）　「そっそう！　教えてもらいました！」ととっさに応えてしまったら、彼女は至極満足そうな顔をしていた、、、、
　やはり、子どもたちにとって「母は偉大」であり、私たちにはとても太刀打ちできないな〜と思ったものでした。

少し忙しくなると、またまた、ブログが疎かになってしまいました！
少しでも日々気がついたことを書いていきたいと、、、頑張ります！！

最後までお読み頂きありがとうございました。

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”学ぶ”ということは自分の可能性に気づくこと

先日、たまたま読んでいた教育系の雑誌にマンガ家の里中満智子さんがインタビューに答えていた記事があった。最初、手塚治虫の漫画が好きで「鉄腕アトムだったらこんなときどうするだろう」と想像し自分の行動を決める基準にしていたのでアトムはかけがえのない人生の友となった。が、大人の世界からは当時、非科学的で「子どもに読ませてはいけないもの」と批判されたが納得がいかなかった。中学の進路指導は、生徒の学力によって単に受験校を振り分けるだけだったが、自分は

塾の目指すもの

塾の勉強とはなにか？英語では、よくcram schoolと言うが、cramとは「詰め込み勉強をさせる」という意味なので塾をそういうのだろうが、最近はそのままJukuという表現も英和辞典には掲載されている。その方が意味的には正確かも知れない。cram school は「（日本の）予備校、進学塾」合格実績だけを目標にしているところはそうかも知れない。合格実績ももちろん、ある教育の成果としては大切なもので疎かにするものではないが、その前提にもっと大切なものがあると思う。それをないがしろにしてしまうと、やはり違ったものになってくる。では、その前提とは？　

小さい一歩でもそれは未来を創る

小学生が一人、しずかに漢字の学習に取り組んでいる。単調な作業かも知れないが、文句も言わずにしっかりと取り組んでいる。この成果は？　確実に彼女の中に積み重ねられていく、、、

H君

今週、塾の帰り夜の12時近く、H君と会った。彼の自宅は塾のすぐ近くなので、時々は会うことがある。残業だと言う。しかも、ここ1か月休みなしで、それはあと1か月は続くという。
彼は、塾には小学校3年生のときにお母さんに連れられてやってきた。学校では、じっと座っていられず、授業中に歩き回り、学級崩壊の原因にもなっていると聞いた。3年生は彼一人であったが預かることにした。その後、落ち着き、高3までずっと在籍してくれ、今は立派な社会人になっている。
　彼が、来たての頃、漢字や計算の学習から始めるが、